Bridge Repair

橋梁補修事業部
工法紹介
ステンレス製鋼製
排水溝・排水桝

NETIS登録番号:KT-160064-VE
【令和6年度 準推奨技術(有用な新技術)】

About

ステンレス製鋼製排水溝・排水桝とは

耐久性・維持管理性・安全性の向上と
橋梁劣化・損傷の低減ができます。

従来の鋼製排水溝の課題を解決するために開発された「GブロックドレインS-plus 」は、SUS821L1製の超高耐久製品であり、鋼製排水溝内部の堆積物を軽減し、防草仕様、浸水・漏水・滞水対策を徹底、蓋の開閉方法、跳ね上がり防止機構など多くの特長を備えております。
鋼製排水溝の経年劣化製品の放置は、橋梁寿命の短縮に繋がります。LCCに優れた「GブロックドレインS-plus」への交換をご提案します。

Merit

ステンレス製鋼製排水溝・排水桝の特長

  • 特長1

    超高耐久製品

    鋼製排水溝の素材に高強度で耐食性に優れたステンレス新素材【SUS821L1】を使用したことで、耐久性が大幅に向上するため、ライフサイクルコスト(LCC)の縮減となります。

  • 特長2

    堆積物軽減・
    防草仕様

    特殊フィルター【Gフィルター】により、鋼製排水溝内部へのゴミや堆積物の侵入を大幅に軽減する事で、維持管理性が大幅に向上します。

  • 特長3

    浸水・漏水・
    滞水対策

    橋梁の劣化・損傷に繋がる要因の一つでもある鋼製排水溝とコンクリート境界部からの浸水や漏水、滞水対策を徹底的に追求しています。

  • 特長4

    安全性向上

    蓋の開閉方法、跳ね上がり防止機構にこだわった製品です。また、夜間車両からの視認性がアップすることで、交通安全性も向上します。 新たに寒冷地仕様もご用意可能です。

Specification

ステンレス製鋼製排水溝・排水桝の仕様

超高耐久製品

新ステンレス素材【SUS821L1】を採用

GブロックドレインS-plusの素材として、強度・硬度が高く耐食性に優れた二相ステンレス鋼(SUS821L1)を採用したことで、鋼製排水溝の長寿命化によるライフサイクルコスト(LCC)を縮減する事ができました。また、ステンレス鋼特有の不動態被膜の自己補修機能で、あて傷からの腐食を大幅に軽減できます。 製品の期待耐用年数は100年です。

※本製品に使用する材料の表面仕上げは【No.2B】です(やや光沢のある滑らかな仕上げ)
※排水計算(設計)に必要な粗度係数は【0.010】です

耐荷重試験実施

GブロックドレインS-plusに採用しているSUS821L1はSUS304の約2倍、SS400の約1.6倍の強度を有しております。高強度素材のため、薄肉設計が可能となり製品の軽量化につながりました。GブロックドレインS-plusの載荷重試験を実施したことで、T25荷重・B活荷重対応の確認も行いました。

堆積物低減・防草仕様

雨水呑み口孔に特殊フィルターを設置

GブロックドレインS-plusにはゴミや土砂などの侵入を軽減する目的で、全タイプに特殊フィルター(Gフィルター)を採用しました。車道用には、ステンレス鋼線を畳状に編み込んだ伸縮性のあるSUSフィルターを、歩道用には特殊ゴムで加工されたゴムチップフィルターを採用しています。

透水試験と経過観察

「Gフィルターは供用開始後に目詰まりするのでは?」とのご意見を多数いただきました。そこで、Gフィルターの透水試験を実施しました。試験は土砂を敢えて詰めた【目詰まり促進試験】等、過酷な試験も実施して試験結果からフィルター設置効果の確認が出来ました。また、実際に納入した製品の内部経過観察も定期的に実施しています。

浸水・漏水・滞水対策

鋼製排水溝(従来型)設置時の水侵入が懸念される箇所

※主に下記A~D部から浸水して床版へ漏水する。

背面導水機能とG継手

背面導水機能でA部からの浸透水対策、G継手でD部からの漏水対策が可能です。

※製品構造上、フラットタイプ・歩車道境界タイプには背面導水機構は付帯しません。
※G継手には施工条件等の適用条件がございます。
※一部、特許を使用した構造となります。

A部からの漏水対策
D部からの漏水対策
専用埋設型枠と接合部用目地材

鋼製排水溝用埋設型枠と接合部用成型目地材で、B・C部からの浸水対策が可能です。

※鋼製排水溝下面の敷設材は、鋼製排水溝専用の遮水性モルタル(樹脂モルタル)の提案も可能です。

安全対策ほか

蓋部開閉方法(Gロックキー)

GブロックドレインS-plusの蓋開閉は、Gロックキーで誰でも容易に開閉でき、安全にロックが効く構造としました。

※製品構造上、フラットタイプ・歩車道境界タイプにはGロックキーは付帯しません。
※本構造は特許を使用しています。

3重の蓋部跳ね上がり防止機構

車両接触などによる蓋部の跳ね上がりは、重大事故につながる恐れがある為、GブロックドレインS-plusは3重ロック機構を標準としています。重交通道路等、さらなる安全対策が必要な橋梁には、隣り合う製品を繋ぐフェールセーフ対応も可能です。

※製品構造上、フラットタイプ・歩車道境界タイプは3重ロック構造ではありません。

再帰反射塗料塗布板(反射板)

昼間の景観は損なわず、夜間における車両からの視認性向上による夜間安全性向上の為、GブロックドレインS-plusには再帰反射塗料塗布板(反射板)を標準設置しています。

※製品構造上、フラットタイプは再帰反射塗料塗布板は付帯しません。

除雪作業車両の接触対策(寒冷地仕様)

寒冷地での除雪作業車両接触による鋼製排水溝損傷事例を受けて、GブロックドレインS-plusは除雪車両接触の懸念箇所に、保護プレート(SUS製)を取付け、本体表面を損傷から守る寒冷地仕様を開発しました。(効果検証済)

Document

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